Reiko - Jul 07 2022
若返りのローズマリー
Rosemaryーアロマを習うと、多分ラベンダーの次くらいに出てくる、有名なハーブ。当時なんの知識もなかった私は、ローズマリーって可愛い女の子の名前みたいだから、きっと甘い香りねと思ってたんですが、実際は爽やかなグリーン系のすーっとした香りです。しかもローズって薔薇じゃなくてラテン語の「雫」、マリーが「海」なので、「海の雫」って意味なんだそう。意外でしょ。
というわけでかなり爽やか系のその香りは、「樟脳のような」とも言われます。樟脳って着物の防虫剤にも使われる楠の香りですね。カンファーという成分が共通しているのだそうです。
ローズマリーの効能
食事のハーブでも使われるローズマリーは、アロマとしてもとにかく優秀で、めちゃくちゃたくさんの効果があります。抗菌・抗真菌(真菌ってカビですね)作用も高いですが、そのほかにも、循環や月経を促進する作用も。また、血圧上昇・神経強壮などの交感神経を上げるような働きがある一方で、鎮痙・鎮痛作用という抑える系の機能もあるのが、アロマの中でもめずらしいかもしれません。アロマの効能って、ざっくりリラックスかリフレッシュに分けられますが、どちらも兼ね揃えているんですね。すごい!
おすすめの使い方
私が個人的に頼ることが多いのは、筋肉痛になりそうなとき。ちょっとハードなワークアウトをして、明日きつそうだな、という時にお風呂に入れて使います。精油は直接肌に触れないほうがいいので、2−3滴をひとつかみの塩に馴染ませてから、お風呂に入れるのがポイントです。これ、私にはかなり効くのです。また、すっきりとリフレッシュ感が強い香りで、記憶力アップ効果もあるので、仕事のやる気がでない時にもおすすめ。資料作成の前にくんくん嗅いだりすることも。
と、実力派のローズマリーですが、若返りの効果もあることで知られ、「昔々、ハンガリーの女王様が、ローズマリーを化粧水にして使っていたところ、72歳のときに20歳のポーランド王子様にプロポーズされた」というエピソードが有名です。夢があるでしょ。このエピソード、数字がとんでもないところが大好きです。
ちなみに、Areteのキャンドルにも、ローズマリーを使っているものがいくつかあります。
森林浴をイメージした「Forest Bath」にはローズマリーの精油が割としっかり入ってます。合わせたティートリーも同じくカンファー系のすっきりした香りなのですが、シダーウッドやラベンダーなどの落ち着く甘い香りも入っているので、爽やかながらもクールになり過ぎず、リラックス系のキャンドルに仕上がっています。
Article credit : Reiko